2025年吹奏楽コンクール課題曲

来年の課題曲が発表されたばかりというのに、再来年の課題曲を誰に委嘱するかという話で吹奏楽界がもちきりになっている。

それもそうだろう、というのは映像音楽などで有名な大島ミチルさんに依頼する、ということが公表されたから。
吹奏楽連盟、やるじゃねえの!と思ったし、SNSや周囲の反応もすごく大きい。

最近の吹奏楽曲はコンクールでの効果を求めすぎて響きや鳴りばかりが重要視されるきらいがある。
自分の不勉強も当然あるだろうが、最近の曲で曲名を言われて旋律がパッと思い浮かぶものが少ない。

ご本人がツイッターなどで「演奏して楽しい曲を」と言われているので、心に残るような曲になるのではとわくわくしている。

そもそも大島さんのお名前だけは知っていたものの、初めてちゃんと聞いたのは大河ドラマの「天地人」である。
そして、きちんと媒体で聞いたのはCD「N響吹奏楽」に収録されていた吹奏楽版だ。(編曲:後藤洋氏)

そのカッコよさに「いつかこういう人が吹奏楽曲を書いてくれないか」と思っていたが図らずも課題曲という形で実現しようとは。
カッコいい曲もきれいな曲も書かれる方なので、これはもう期待せざるを得ない。
今まで吹奏楽曲は書かれてないと思うが、近年吹奏楽畑の作曲家にしか委嘱していない吹連としては大英断だなあ、と絶賛したい。

昔は三善晃先生とか池辺晋一郎先生、間宮芳生先生など吹奏楽以外をメインに書かれている先生方にも依頼して、それぞれ素晴らしい作品を残されている。

また、同じ再来年に委嘱されている後藤洋さんも「カドリーユ」始め、良い曲をたくさん書かれてるし、オーケストレーションの上手さは評判の高いところである。

もう今から再来年が待ちきれない。

#吹奏楽 #吹奏楽コンクール #大島ミチル