本日2/12。宿泊先の法華クラブ熊本を出て熊本県立劇場へ。
ホテルの朝ごはんがとてもおいしかったのですが、それはまた別の機会に。
熊本県立劇場で行われた日本フィルハーモニー交響楽団の熊本公演に行ってきました。
プログラム:オールチャイコフスキーで
・エフゲニー・オネーギンよりポロネーズ
・ロココの主題による変奏曲 イ長調作品33(チェロ:佐藤晴真)
・交響曲第四番
指揮者は広上淳一さんです。
今回の合わせモノはチェロということですが、日ごろよくコンサートで聴く協奏曲はやはりピアノやバイオリンなどが多いので今回は期待して聞きに行きました。
佐藤さんのソロ、素晴らしかった。
また、県立劇場の音響の良さが遺憾なく発揮されていました。
お客さんの中に寝てしまった人がいたのか、いびきと思われる音がずっと聞こえていたのが残念でしたが。
チャイコフスキーの四番は今までCDや生演奏で何度も聞いたはずなのに、生で聴くといつも新しい発見があります。
とくに一楽章はいろんなアイディアがつまっていて、何回聞いても新しい発見があります。
弦楽器群の中低音が豊かに響いたのが印象的でした。
打楽器もほかのパートとの混ざり具合、音色の選択など絶妙でした。
(アマチュアだと、叩きすぎてブチ壊してしまう演奏が時々あります。)
終楽章のアプローチも理性を失わない程度にアグレッシブで、とても感動的でした。
聴衆の反応も良く、こういうご時世でなければ私もブラボーと叫んでいたと思います。
プロの演奏は音量は大きくても音色が汚くならず、お互いを打ち消し合わず響きあいます。
なかなかアマチュアには難しいところですが、追求していきたい部分でもあります。(今は自分の演奏はお休みしていますが。)
あとは、いい演奏会だったのにお客さんがもう少し入ってくれればなあと思った次第。
コロナ禍の影響もいまだ残っているのかもしれません。
#日本フィル #広上淳一 #佐藤晴真 #熊本県立劇場